おはようございます〜。mikoです。昨日の動画、ご覧いただけましたか?
いつもキッチンの棚に置いてる調味料を適当に入れて、得体の知れない料理を作っているそこのあなた!笑
そんな方に塩を使いこなせば誰でもシェフ並みの味になるよ〜をお伝えした動画となりました。
もうこれで、味付け迷子から脱却できるはず!(本当に!)
さて、そんな動画の中で当店の新商品、国産100%のエクストラバージンオリーブオイルをご紹介しましたが、その中で、「スーパーの95%は偽物のエクストラバージンオリーブオイル!」と伝えたら、「無責任なことを言うんじゃない!」とお叱りのコメントをいただきましたので、こういう最高のコメントは逃すまい!と、早速その真実について書いてみたいと思います〜。
それではいってみよう!
イタリアでも偽装事件が発覚
2024年1月3日、イタリアはローマで、ひまわり油をエキストラバージンオイルと偽装して販売されていた事件が報じられました。これによって約50軒の店舗が摘発されています。
しかしこのような報道には枚挙にいとまがありません。
実はオリーブオイルの偽装は今に始まったわけではなく、ルネサンス期のヨーロッパですでに不正があったといわれており、現代では摘発は追いつかないほどになっています。
国際オリーブ協会(IOC)の世界基準
世界基準として、国際オリーブ協会(IOC)では、オリーブオイルを9種類に細かく分類しています。その中でも一番品質がいいと言われるバージンオリーブオイルは、エキストラバージンオリーブオイル、バージンオリーブオイル、オーディナリーバージンオリーブオイル、ランパンテバージンオリーブオイルの4種類に分かれています。
バージンオリーブオイルの基準は、オリーブの果実を搾ってろ過しただけの、科学的な処理を一切せずに抽出されたオイルのことを指します。その中で、最高品質のものだけが、エキストラバージンオリーブオイルの表示を許されています。
エキストラバージンオリーブオイルの厳しい基準
エキストラバージンオリーブオイルと呼べるものは、オリーブ100%で何も混ぜず圧搾したもの、加えてその中でも20%未満の、色、香りの良さに加えて酸度が0.8%以下であるなどIOCの厳しい品質基準をクリアしたもののみが語れるのです。
日本やアジアの市場に出回る偽物の実態
しかし、日本を含め、多くの国では、実際の生産量では考えられないほどの多くのエキストラバージンオリーブオイルが売られています。
その理由は、IOC(国際オリーブ協会)に加盟せず、それぞれの国の独自ルールもしくはルールなしで運営されているからです。
本場のイタリアですら偽装があるのに、なにも規定が定まっていない日本やアジア諸外国で偽物が横行するのは至極当然、当たり前ともいえます。
そもそもイタリアは、オリーブオイルの国内消費すら賄えないほど国内のオリーブの生産量が少ないのに、なぜ国内消費をはるかに上回る輸出量があるのでしょうか?本来は海外に良質なオリーブオイルを輸出するなんて不可能に近い数字なのに。。。
イタリアのオリーブオイル生産の実情
また、諸外国の生産企業と戦えるほどのオリーブオイル生産の大企業が、たった37%ほどのシェアで、その他60%以上のオリーブオイルは家内手工業的に作っていたり、副業的に近くの市場で販売するためだったり、自家用で庭先で生産しているものがほとんどなんです。
日本などアジアで本物のオリーブオイルを手に入れるのは至難の業
30年前、20代の頃にイタリアに4年半滞在し、その期間、ミラノの調理師学校で学んだことのある私は、オリーブオイルに関しても色々と学びました。
その中で国際基準を満たしているオリーブオイルを手に入れることは、日本などアジアでは至難の業だと思いました。
なぜなら、どこの産地か、どんな品種か、どのような製造方法か、ボトルには一切記載されていないからです。しかもこの30年でオリーブオイルの健康効果などの高まりで、需要はますます加熱しております。
スーパーで売られている低価格のオリーブオイルの危険性
スーパーで売っている低価格のものは、産地偽装だけでなく、ヨーロッパでは禁止されている農薬が使われた、品質的にも決して上質とは言えないオリーブを使用している可能性が高いです。
使用されるオリーブの実自体に傷が入っていたり、収穫から時間が過ぎた状態の悪いオリーブを使用していたり、恐ろしいことに圧搾された際、この残留農薬がオイルに溶け出てしまっている可能性が高いことも専門家は指摘しています。
しかも高温加熱によって酸化していたり、非常に劣悪な環境で生産されていることも多いという現実があります。
更には、低品質なオリーブオイルに薬品を使って大量生産された粗悪な大豆油やひまわり油などの植物油を混ぜたり、着色をしている悪質な業者も後を断ちません。
外国製の劣悪なオリーブの実を、ヨーロッパでは使用禁止されているはずのポストハーベストをかけて、スペインなどヨーロッパの他の国に持ってきて高温抽出し、それをイタリアに運んで他のオイルと混ぜ合わせて、ボトリングしたものさえ、海外ではれっきとした【イタリア産エキストラバージンオリーブオイル】として売っている始末です。
本当に健康にいいオリーブオイルとは
それでも皆さんは、スーパーで売っているオリーブオイルが健康にいいと断言できるでしょうか?
オリーブオイルの健康効果についてはまた今度詳しくお伝えしますが、私が自信を持っておすすめできるのは、やはり国産です!しかもその中でも、オリーブの実の栽培方法から、消費者の口に入るまで、厳格なトレーサビリティーを徹底しているものです。
そんな私の基準にぴったり適ったものは、荘内半島で瀬戸内海の海風を受けて育った無農薬国産オリーブの実を100%を使い、コールドプレスされたエクストラバージンオリーブオイルです。品種は和食にも合わせやすいルッカ種と、これぞ濃厚なジューシーオイル!と言わしめるミッション種の2種類。
多分日本ではここまでこだわって作っている国産オリーブオイル生産者さんは他に無いかも知れません。
ただ、、、しかし、、、、如何せん生産量が少ないため、売り切れたらごめんなさい。
希少な本物のオリーブオイルは自然の薬にすらなります。もし手に入れることができたならば、大事に味わってくださいね。
醤油との相性も良く和食にも使える万能オイルです。
香川県オリーブオイル品評会 金賞
純国産オリーブオイル品評会 和食部門 銀賞
荘内半島オリーブ農園国産100%!農薬不使用の荘内半島のエキストラバージンオリーブオイル(Lucca種)137g
刈りたての草のようなグリーンな香りが印象的。
牛肉のステーキ等、強い味のお料理にあわせるのがおすすめです。
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