健康のために避けている３つの食品

①牛乳やヨーグルト

乳糖不耐症のため普段牛乳とヨーグルトは口にしません。ですのでカフェラテなどはもう何年も口にしていません。牛乳を飲むとお腹がゴロゴロする人がいます。そういう人は私と同じ「乳糖」を分解し、消化・吸収させる酵素「ラクターゼ」の働きが低く、それを消化・吸収することができない体質である可能性があります。

吸収されなくなった乳糖は大腸で浸透圧を発揮して腸の中に水を呼び込むとともに、そこに常在する大腸菌などによって「ガス」に変えられ、お腹がゴロゴロ鳴ったり張ったりするんです。

日本人を含むアジア人は、検査をしてみれば乳糖不耐症だったという事がほとんどです。これは、よく考えてみるとふつうのことです。

乳以外の食べ物には乳糖は含まれないので、離乳後はラクターゼが必要なくなり働きが低くなるのは当然です。それなのに授乳期を過ぎてもなお牛乳を飲んでいるというのは、体に大変負担をかけているということです。

しかし、本物の発酵チーズはたまに口にします。チーズ製造時にホエイを排除するので乳糖も排除され、チーズ中の乳糖含有量は大幅に減るからです。また、グラスフェッドギーも乳糖が含まれていないため、料理で使うことがあります。

②小麦

グルテン不耐性（過敏症）のため極力小麦の使われたものは口にしないように気をつけています。パンはほとんど口にしません。たまに高級バターと国産小麦粉を使ったこだわりのパン屋さんで買うことはあります。２、３ヶ月に１度の嗜好品です。小麦を使ったもので言うと、麵類、お菓子などもほとんど口にしません。そばは蕎麦粉100％のものを選びます。

お醤油や味噌など調味料に使われている小麦に関しては、国産小麦のものを選び、発酵の過程でグルテンはごく少量まで減るので、気にせずに使っています。

ビールは原材料が麦芽とホップと水のみの本物のビールを選ぶようにしています。お気に入りはエビスビールとよなよなブルーワリーのビールです。この麦芽は大麦ですのでグルテンは限りなくゼロに近いです。

日本人は約7～8割がグルテン不耐症（過敏症）の可能性があると言われています。そしてその割合は年々増え続けていると言われています。

なぜ増えているのかというと、その理由のひとつが小麦の品種改良です。

雨風や病気に強く、大量に実をつけるよう品種改良が進んだ結果、生産性は在来種の10倍になり、グルテンの量も40倍近くになったといいます。

グルテン不耐性については、まだ検査方法は確立されていません。ですが、常食してきた欧米人にグルテンフリーを実行する人が多いように、常食していれば、いつか誰でもかかる可能性があるということです。

③甘いもの全般

砂糖だけでなく、甘いもの全般に気をつけています。

甘いジュース、ケーキなどのわかりやすいものだけでなく、料理にも極力使わないようにしています。特に調味料の中に果糖ブドウ糖液などの異性化糖が入っているものは避けます。また調味料に甘みが入っている場合は、それがどんな甘みなのかチェックします。麦芽水飴や有機砂糖など、自然から抽出した甘みなら少量ですのでOKにしています。

また、どうしても甘いものが食べたい時は、さつまいもを蒸して食べます。なぜ食後かというと、セカンドミール効果が持続しているので、血糖値の上昇を抑えられるからです。また果物も食べ過ぎることがないように、食後に少量口にする程度にしています。

甘いものというのは脳の快楽報酬系に入りやすく、中毒性が非常に高いです。一旦口にするとパブロフの犬のように何度でも欲しがる体になるからです。

また血糖値を急激に上げて血糖値スパイクを起こします。この血糖値スパイクが頻発すると、体内のインスリン機能低下や糖化リスクが高まり、糖尿病などの生活習慣病の原因になり、肌老化も進むからです。