減塩は身体に良い!という風潮がありますよね。
昔の刑罰の一つに、塩抜きの刑というものがありましたが、逆に健康になりそうな刑罰です。笑
しかし、ヘルシーなイメージとは裏腹に、かなり過酷であったと言われています。
塩抜きの刑とは
江戸時代や戦後のシベリア抑留地で実際に取り入れられていた刑罰の一つが、塩抜きの刑です。
その方法は、塩なしの食事を与え続けるだけという単純なものですが、実は塩を抜くと疲れやすくなり、気力もなくなっていくだけでなく、生命の維持が難しくなるレベルで倒れてしまうのです。たった塩を抜き続けるだけで、死刑と同等の効果をもたらしたとされています。
塩の重要性
塩には物を食べるときに塩味を与えるだけでなく、殺菌効果を発揮したり、肉を引き締めて旨味を出したりする効果があります。また、食事に関することだけでなく、人間の体に次のような恩恵をもたらします。
・体液の浸透圧を一定に保つ
・PH値を保つ
・神経に影響して興奮を伝達する
・筋肉の収縮作用を促すために必要になる
・消化液の原料として必要になる
・体内で有毒物質を解毒する働きを持つ
減塩によって体内の塩分が不足すると、以上のような恩恵を得られなくなってしまいます。
その結果、低ナトリウム血症と呼ばれる病名すらあります。
減塩と高血圧の関係
人の身体は汗をかくだけでも塩分を排出します。また必ず排泄される尿も同様です。
塩分の摂取量が下がると、身体から一方的にナトリウムが排泄されるだけの状態となる可能性が高くなります。高血圧の治療では、利尿剤が処方されますが、ナトリウムの排出をさらに促すこととなります。それによって体に力が入らず鬱症状に悩まされるという人も少なくありません。
高血圧の治療と塩分の関係は非常にデリケートな問題なんですよね。
精製塩と天然塩の違い
では塩ならなんでもいいのか?そうではありません。
巷の飲食店や加工食品などなど、多くの食品に使われている塩は精製塩と言って、海水からイオン交換膜法で塩化ナトリウム99.5%以上に濃縮したものです。 この精製方法だと、人体に必要となるミネラル「カリウム・カルシウム・マグネシウム」などがほとんど取り除かれてしまっています。少量でも塩辛く感じます。
例えば、細胞内にはカリウムが、細胞外にはナトリウムが多く存在してバランスをとっています。ナトリウムだけの精製塩を摂りすぎてしまうと、細胞レベルでのミネラルバランスが崩れ、細胞内から水分が血液中にしみだし、血液をはじめとする細胞外液が増加します。それによって高血圧の原因になるだけでなく、それに伴う動脈硬化や脳梗塞、心筋梗塞、腎臓病などのさまざまな疾病を誘発する原因となります。
反対に自然塩(天然塩)は、海のミネラルをそのまま残しているため、「カリウム・カルシウム・マグネシウム」などの人体が必要とするミネラルをバランスよく含んでいます。細胞の内と外で均衡を保ってくれるので、摂りすぎた分は自然と排泄され、常に身体のミネラルバランスを保ってくれます。しかも少々多く使っても、ミネラル成分が多いので、塩辛くありません。
塩辛いものを食べると、喉が渇きますよね?水分を取り、体が自然と細胞内外の均等を保とうとしている証拠なんです。それなのに水分だけとって他のミネラルを摂らなければ、どうなるかは想像できます。
減塩食品と添加物の関係
しかも、塩分を気にして「減塩食品」を選ぶなんて本末転倒です。食品の防腐・殺菌効果の高い塩を減らすということは、添加物をむしろ多く入れることになるんですから。
現代人は自分自身を塩抜きの刑に処して弱った身体に作り上げ、そこに食品添加物などの化学物質を全身から毎日入れてる。病気が増えるのは必然なのです。
天然塩の選び方
天然塩と謳っても品質はいろいろあります。精製塩に後からニガリを添加して少々ミネラルを入れましたよ~というような商品まで多く出回っています。当店が扱う塩は、本物の塩!
塩の違いについて
ぜひ直接食べてみてください。まろやかで、尖った塩気を感じませんから。
おわりに
運動して汗をかいたらいい塩を舐めるくらい摂ってください。秋田の母は体調が悪かったところ、塩を舐めるようにと送ったら、今年の夏元気に乗り越えることができました。
子供を減塩の刑にしているのはお母さん、あなたかもしれません。
知識をつけて、いい塩をしっかりお子さんに与えてあげてくださいね。
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