白砂糖の知られざる弊害と健康的な代替案

美容と健康


実は私はこの数年、意識して白砂糖の摂取をしないようにしています。
台湾に住んでいた時も、自分からジューススタンドを利用したことは13年間で片手の数くらいしかありません。タピオカミルクティーに関しては、多分記憶では自分で買って飲んだのは2、3回しかありません。

白砂糖とは

白砂糖の学名はスクロース(ショ糖)といい、グルコースフルクトースが半分ずつ入っている二糖類です。

グルコースはブドウ糖のことで単糖です。炭水化物を食べるとからだの中で分解されてブドウ糖になりますので同じ成分だということです。がん細胞はグルコースを栄養源にして大きくなることが知られています。ですのでがんの民間療法では、砂糖をまずやめることが常識のように言われています。

フルクトースの危険性

フルクトースは果糖のことで、実はブドウ糖よりやっかいなものです。
なぜなら肝臓の細胞しか分解することができないからです。グルコースは体内のすべての細胞のエネルギー源になるのに、フルクトースは肝臓しか処理できないわけです。だから砂糖を摂り過ぎると、すごく肝臓に負担がかかります

肝臓がフルクトースを処理しようと分解すると、中性脂肪ができ、これが肝臓の中にたまります。肝臓で処理できないほどたまると血液の中に入り込み、動脈の壁に脂肪がたまるので、動脈硬化の原因になります。

また、フルクトースを分解するとフリーラジカルも生成されます。フリーラジカルとは体内の酸化を起こし、老化を促す分子です。

フルクトースはグルコースと違い、インスリンをうまく刺激しないので、たくさん摂取しても「満腹感」を感じないため、食べ過ぎてしまう、という危険性もあります。フルクトースの代表例は果物ですね。ですので果物が身体にいいと盲信してはいけません。マクロビオティックではフルーツもなるべく控えた方がいいと言われています。

白砂糖の役割

しかし、白砂糖にも役割はあります。

食品の味や風味をよくしてくれる効果があります。塩と同じように防腐剤の役割も果たすので、砂糖と塩をうまい配合で混ぜれば、防腐殺菌効果を保ちながら、甘すぎない、しょっぱすぎない「おいしい食べ物」に様変わりしてくれます。

このようにして、甘いお菓子を食べていなくても、知らず知らずのうちにあらゆる料理の中に白砂糖は潜んでいます。特に外食は典型的です。美味しくないとお客様は再来しないので、どうしても白砂糖を使用する量は増えていきます。

砂糖の依存性

甘いものって、時々無償に食べたくなりますよね?砂糖をとると、脳の快感中枢が刺激され、エンドルフィンという物質が分泌されます。エンドルフィンは多幸感をもたらすと考えられている、別名、脳内麻薬です。

脳はこれを覚えていて、「甘いものを食べて、快感を味わいたい」と私たちに命令するので、人は別におなかがすいているわけでもないのに、甘いものを食べ過ぎてしまうのです。最近の研究では砂糖には依存性があるという結果も出ています。

白砂糖と合成甘味料の問題点

砂糖の中でも一番よくないのは、高度に精製されている白砂糖です。精製されすぎていて、食品というより薬に近いものです。また、最近ではもっと最悪な麻薬に近いもの、異性化糖とか果糖ブドウ糖液糖といいますが、とにかく合成甘味料も非常に中毒性が高いんです。

砂糖の7つの主な弊害

砂糖の弊害を並べたら、もう本が1冊かけてしまうほどになるので、あえて今日は重要な7つだけまとめると、

・血糖値が上がる
・免疫力が落ちる
・体内のカルシウムを奪う
・体内のビタミン、ミネラルを奪う
・肝臓を悪くする
・動脈硬化になりやすい
・心筋梗塞になりやすい

特にこの中で私が気になることを3つにまとめてみます。

①血糖値のアップダウン

特にこのなかで私が気になる砂糖の害は、白砂糖の精製度は高いので、吸収が速く、血糖値が急速にあがってしまうことです。血糖値を急上昇させないような食事が推奨されている理由は、インスリンの分泌が間に合わないと血糖値を急上昇させてしまうからですね。インスリンの量はいったん増えるとすぐには減らないので、こんどは低血糖になります。するとまた砂糖を取らないと動けないという身体になってしまいます。一旦中毒になると負のループにハマるのです。

②ビタミンやカルシウムの不足

白砂糖が体内に入ると、体はビタミンやカルシウムなどを使ってブドウ糖に分解します。そのため砂糖を摂り過ぎると、ビタミンBが足りなくなり疲れやすくなります。

さらに砂糖は血液を酸性にするので、これを中和するためにカルシウムを使うので、ますますカルシウムが不足します。

低血糖やカルシウム不足はイライラを誘発します。最近、キレやすい子供が多いのは、通信機器の発達で、情報があふれ、生活のスピードが早くなり、ストレスの多い生活環境であるせいもあるでしょうが、白砂糖の摂り過ぎも関係あるのではないか、と感じます。

③免疫力の低下と虫歯

血糖値の不安定やカルシウム不足も心配ですが、私が一番いやなのは、免疫力が落ちることです。免疫力が落ちるとあらゆる病気にかかりやすくなりますから。

また、7つのリストには入れませんでしたが、虫歯になりやすいのも問題です。

まとめー白砂糖の代替え案

このように、白砂糖は、明らかに健康によくない食品です。
常習的に料理に使うのは控えた方がいいと私は本気でそう思います。

キッチンから砂糖を手放したら色々と不具合があるかな。。。と最初は心配しましたが、全く問題ありませんでした。

丁寧に作られた本物のみりん、日本酒などで十分代用できますし、美味しいお出汁を取れば、甘味料は全く必要がないということも経験しています。

皆さんも食卓から白砂糖や甘味料をなくしませんか?

また果糖も色々と問題があるので、そちらもまたいつかお話ししたいと思います。

小確幸商店の体に優しい無添加食品たち

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