八木竹工業

竹の自然なカーブが生む経年美!煤竹の万能スプーン

1,540(税込)

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アイテム説明

一口ごとに、心豊かな時間を。

日々の食事は、心と身体をつくる大切な時間。

だからこそ、使う道具ひとつにもこだわりたい。

八木竹工業の「煤竹万能スプーン」は、竹の生命力と職人の手仕事が生み出す用の美を備えた一本です。

鹿児島の自然に育まれた竹を素材とし、百年近く受け継がれる知恵と技で仕上げられたこのスプーンは、単なるカトラリーではなく、暮らしを豊かにする小さな道具。

日々の食卓に穏やかなひとときをもたらします。

 

特徴

 

竹の理から生まれた必然のフォルム

なだらかな曲線は、竹そのものの形を活かした自然のデザイン。

硬く滑らかな内皮を残すことで、美しさと強度を兼ね備えたフォルムが生まれました。

作為のない形は、手に心地よく馴染み、驚くほどの使いやすさを実現します。

 

最後の一粒まで美しくすくう

浅めに設計された匙は、口当たりが優しく、食材がすっと離れる心地よさがあります。

カレーや丼物、麻婆豆腐などちょうど一口サイズに掬える実用性。

竹の内皮は水分や油分を弾くため、色の濃い料理にも安心して使えます。

 

時が育んだ煤竹の気品

深い飴色を帯びたこのスプーンは、「煤竹(すすだけ)」の美しさを再現したものです。

囲炉裏の煙で百年単位に燻された煤竹の風合いを、独自の加工によって表現。

繊維が引き締まり耐久性も高まりました。

一本一本異なる自然な色合いは、あなただけの道具である証です。

 

手に馴染む職人の手仕事

一本ずつ丁寧に削り、磨き上げることで、まるで自分の手の一部のように馴染む軽やかさを実現しました。

金属や陶器のように熱を伝えすぎることがないため、どんな料理にも優しい口当たり。

使い込むほど艶を増し、経年変化も楽しめます。

 

煤竹(すすだけ)とは?

もともとは古民家の囲炉裏やかまどの煙で長い年月をかけて燻され、自然に飴色へと変化した竹のことを指します。

八木竹工業では、この伝統的な風合いを独自の「煤竹加工」で再現しています。

 

煤竹加工を施すことで竹の繊維が引き締まり、強度と耐久性が増すのが大きな特徴です。

また、深みのある色合いと自然な色むらが生まれ、一本ごとに異なる表情を楽しめます。

 

煤竹加工の商品には、塗りは施されていません。

これは、竹本来の質感や自然な風合いを最大限に活かすためであり、食品衛生上も安全にご使用いただけます。

化学的なコーティングに頼らない、自然素材ならではの安心感も魅力です。

 

よくあるご質問

 

Q1: お手入れは?

A: 柔らかいスポンジと中性洗剤で手洗いしてください。

洗浄後はすぐに水分を拭き取り、風通しの良い場所で自然乾燥させてください。

食器洗浄機・乾燥機・電子レンジのご使用はお控えください。

 

Q2: 素材や塗装は安全ですか?

A: はい。

食品衛生法に適合した安全な塗料(ウレタン塗装や天然由来の仕上げ)を使用しています。

毎日の食卓で安心してお使いいただけます。

 

Q3: 煤竹とは?

A: 囲炉裏の煙で百年以上燻されて生まれる希少な竹材です。

本製品はその風合いを独自の加工で再現し、強度と美しさを兼ね備えています。

 

Q4: 木ではなく竹を選ぶ理由は?

A: 竹は軽くて丈夫、繊維が長いため薄く加工しても強度を保ちます。

成長も早く、環境に優しいサステナブル素材として注目されています。

水分や匂いを吸収しにくく、衛生的に使えるのも利点です。

 

竹製の鬼おろし器

八木竹工業について

 

百年続く、竹とともに生きる工房

1925年(大正14年)、鹿児島・薩摩川内の地で初代・八木斉が創業した「八木竹工業」。

竹林に囲まれた土地で、人々の暮らしに役立つ竹細工を作りながら、地域の若者たちに技を教える「竹講習所」として始まりました。

竹は農具、台所道具、暮らしの道具として欠かせない存在であり、八木竹工業はその知恵と技術を体系的に伝える場でもあったのです。

 

八木竹工業の工房の様子

代々受け継がれる精神

二代目は、戦中戦後の混乱期にも「暮らしを支える道具」を絶やすことなく作り続けました。

資源が乏しくとも、竹一本も無駄にせず、丁寧に仕立てる姿勢は人々の信頼を集めました。

そして現在、三代目の八木冬樹氏に代わり、竹製品を単なる生活道具の域にとどめず、鹿児島の地域文化を体現する「伝統工芸」としてのブランド価値へと高めました。

また、その魅力を全国に伝えるべく東京にも拠点を展開し、都市部の消費者へ直接届ける仕組みを築きました。

 

近年、世界的にサステナブルな暮らしや自然素材への回帰が注目される中で、八木竹工業のものづくりはまさにその潮流と響き合います。

竹は再生資源であり、環境への負荷が少ない素材。

エコやサステナビリティに敏感な人々の価値観に寄り添いながら、現代の食卓や暮らしに調和する製品を次々と生み出しています。

百年続く伝統に革新を重ね、"日本の手仕事"を次代へと繋ぐ存在感あるブランドへ──それが、三代目の手によって進化した八木竹工業の姿です。

 

竹製品と職人

素材と向き合う眼と手

八木竹工業で使われる孟宗竹は、竹林面積日本一を誇る鹿児島の恵み。

伐採から加工、自然乾燥、養生、仕立てまで、数年単位の時間をかけて完成します。

職人たちは竹一本ごとの色味や繊維、節の位置を見極め、その個性を生かしながら最適な道具へと形にしていきます。

竹は再生資源であり、適正な間伐と活用が山を健やかに保ち、里山の循環を支える。

その営みを守ることも、八木竹工業の大切な使命です。

 

現代の市場には手軽な海外製品があふれています。

しかし、国産の素材を用い、百年近く変わらぬ姿勢で「日本の手仕事」を守り続ける工房は極めて稀有です。

大量生産ではなく、一本一本の竹と向き合い、自然の声を聴きながら仕立てる。

ここにこそ「日本製」が持つ価値と安心感があります。

 

八木竹工業の道具を手にすることは、海外製品に押され消えつつある日本のものづくりの精神を、百年企業の手を通して未来へつなぐ行為でもあります。

里山の循環と職人の哲学を共有し、その物語をぜひ日々の暮らしで味わってください。

【製造国・地域】

日本

 

【原材料・素材】

素材:煤竹(鹿児島県産)
塗装:ウレタン塗装(食品衛生法適合)

 

【寸法】

約 長さ20cm × 幅4cm

 

【取り扱い上の注意】

・電子レンジ、食器洗浄機、乾燥機のご使用はお控えください。
・ご使用後は柔らかいスポンジ等で手洗いし、速やかに乾いた布で水分を拭き取り、風通しの良い場所で十分に乾燥させてください。
・長時間水に浸すことや、直射日光は変形や割れの原因となりますのでお避けください。

 

【備考】

本製品は、百余年の時を経た天然の煤竹を使用した手仕事品です。そのため、一点一点の色合い、竹の節の位置や模様、形状に必ず個体差がございます。これは工業製品にはない、唯一無二の個性であり、自然素材と手仕事の証です。この風合いを、製品の魅力としてお楽しみいただけますと幸いです。

 

【製造・販売】

八木竹工業株式会社

 

  • システム商品コード
    :000000000340
  • 独自商品コード
    :100453
  • 製造元
    :八木竹工業
  • 送料について
    :9,000円(税込)以上は日本国内配送無料    


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