










¥972(税込)
総重量:
三つの香りが重なって、料理が覚醒する。—— 世界の美食家をも魅了する、紀州テロワールの一振り。
和歌山県・有田川町。
ここは江戸時代から続く「ぶどう山椒」発祥の地であり、今なお世界に唯一無二の香りを持つ山椒が受け継がれている場所です。
大粒で肉厚な果皮に凝縮された清々しい柑橘香と上品な痺れは、他のどの山椒でも再現できない“緑の宝石”。
その真価は、スペインの「エル・ブジ」やフランスの三つ星レストランのシェフたちが驚嘆し、チョコレートやソースといった革新的な料理にも取り入れられていることが何よりの証明です。
この「紀奧三昧」は、その奇跡のぶどう山椒に、紀州の柚子と唐辛子を掛け合わせ、原料すべてを和歌山産に限定した極めて稀少なブレンド。
まず立ち上る柚子の爽やかな香り、続いて広がる山椒の華やかな余韻、最後に唐辛子が静かに引き締める。
—— それはまさに、紀州の自然が奏でる食のシンフォニー。
七味唐辛子のように辛さで押すのではなく、素材の味を包み込み、料理そのものの魅力を引き立てる“香りの調味料”。
家庭で使う一振りが、世界のガストロノミーに並ぶ体験となる。
そんな特別な一瓶を、あなたの食卓へお届けします。
紀州・有田川でしか育たない特別な品種「ぶどう山椒」。
その大粒で肉厚な果皮に凝縮されたのは、まるで柑橘を思わせる鮮烈なアロマと、清々しい余韻を残す独特の痺れです。
唐辛子のように辛さで押すのではなく、香りで料理を魅了する—— これが紀奧三昧の最大の特長です。
一般的な香辛料は原料を世界各国から集めてブレンドしますが、紀奧三昧は違います。
山椒・柚子・唐辛子、すべてを和歌山の大地で育て上げた素材に限定。
同じ風土で育ったもの同士だからこそ、香りが自然に調和し、他にはない一体感と奥行きある風味が生まれます。
化学調味料、着色料、香料などには一切頼らず、職人が素材を見極めてブレンド。
余計なものを加えないから、山椒の爽やかな香り、柚子の華やかさ、唐辛子のキレがそのまま生きています。
その誠実さが、和食はもちろん、洋食や乳製品、デザートにまで広がる万能で上品な香辛料を実現しています。
・麺類(うどん・蕎麦):お椀に注いだ後、ひと振り。出汁の輪郭が立ち、上品な余韻に。
・丼もの(牛丼・親子丼):甘辛タレに香りの抜け道を作り、最後まで飽きずに食べられる。
・焼鳥・うなぎ・焼き魚:脂の旨みを爽やかに持ち上げ、後味を軽くまとめる。
・味噌汁・お吸い物:湯気とともに柚子×山椒の香りがふわりと広がり、料亭の一椀に。
・洋の定番にも:カルボナーラやクリーム系パスタ、アボカドトースト、卵料理の仕上げに。
オリーブオイル+塩+レモン少量で和え、仕上げにひと振り。
爽やかな香りが立ち、皿全体が引き締まる。
常温に戻したバターに紀奧三昧を混ぜ、ソテーした鶏むねに乗せるだけ。
シンプルな高たんぱく料理が、一気にご馳走に。
オリーブオイル:塩:レモン汁=3:1:1に紀奧三昧をひとつまみ。
蒸したブロッコリーや人参に合えるだけでレストラン級の一皿に変身。
Q1. 七味唐辛子とどう違う?
A. 「辛さ」を主役にする七味と異なり、紀奧三昧は香り主導。柚子→ぶどう山椒→唐辛子の順で香りと刺激が重なり、素材の味を上品に引き立てます。
Q2. 辛いですか?子どもでも食べられますか?
A. 辛味は控えめで、後味を整えるキレの良さが特長。主役は山椒の清涼感(痺れ)です。お子様には少量からお試しください。
Q3. どのタイミングで振ればいい?
A. 仕上げ(盛り付け後)が基本。熱で香りが開き、余韻が長く楽しめます。加熱しすぎは香りが飛ぶので控えめに。
Q4. 保存方法は?
A. 直射日光・高温多湿を避け常温。開封後は冷蔵し、早めの使い切りがおすすめ(香りが命のため)。
和歌山・有田川。
ぶどう山椒の発祥地として知られる山里で、「儲けより“本物”を」と信じ、手摘みと臼挽きにこだわり抜いてきたのが、かんじゃ山椒園です。
価格の波に翻弄されても手間を省かず、香りを守るために熱を嫌う。
畑を守り、職人の手を守り、土地の未来を守る。
— 小さな山村から世界のプロの厨房へ評価が広がったのは、徹底した“香り第一主義”とまっすぐな誠実さがあったら。
あなたの一瓶が、この美しい風景と手仕事を未来へつなぎます。
和歌山・有田川の山あい。
若者が町を離れ、畑の灯が消えかけていた2000年代半ば、永岡冬樹さんは“脱サラ”して家族と共に故郷へUターンした。
目指したのは補助金頼みの地域活性ではなく、「山で暮らし続けるための生業」を自分の手でつくること。
その答えとして選んだのが、子どもの頃から見てきた地元の宝——最高品種「ぶどう山椒」だった。
価格が暴落し「今さら山椒?」と笑われた時代に、あえて山椒一本に賭けたのである。
永岡さんが徹底したのは、“香りを守る工程”の積み上げだ。
棘だらけの木から手摘みで最良果だけを選り分け、熱で香気が飛ばないよう臼挽きでゆっくり粉にする。
効率よりも品質を選ぶこのやり方は、儲けより「本物で喜ばせたい」という覚悟の表れだった。
やがてカフェを併設し、山椒の新しい食べ方(チャイ、スイーツ、パスタ)を直に提案。
固定観念を壊し、ファンを一人ずつ増やしていった。
国内の理解が追いつかないなら、海外で価値を証明する——そう腹を括り、ヨーロッパ各地のプロモーションや商談会に挑み続けた。
ベルギー・ブリュッセルでの和歌山食材イベント「Tasting of flavors from Wakayama」、パリの高級スパイス店・輸入商談、現地レストランでの山椒メニュー提案……。
地道な発信はやがて波を起こし、ミシュランシェフや選考委員にまで届く。
県・JETROの後押しも受けながら、和歌山の「SANSHO」を欧州でブランドとして立ち上げていった。
その香りは、ついにスペインの食都にも届く。
あの有名なエル・ブジ(elBulli)の オーナーシェフであるフェラン・アドリア(Ferran Adria)に評価され、El Celler de Can Rocaなど名門の厨房での採用が広がる。
フランスの名スパイス商Epices Roellingerでも扱われ、山里の緑が世界の白い皿の上で躍り始めた。
その後、スイーツの中でも最高峰のショコラティエたちがこぞって永岡さんのSANSHOを採用し、幾つもの賞を受賞している。
永岡さんの夢は、「SANSHOの村に世界中の食の冒険家が集うこと」。
手で摘み、臼で挽き、香りを守る——その反復は、単なる製法ではない。
過疎に抗い、山の営みを次世代へつなぐ地域の意思だ。
一瓶を手に取ることは、世界のトップシェフが愛した“緑のダイヤ”を味わう歓びであると同時に、美しい日本の山村を支える選択でもある。
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日本・和歌山
原材料名:山椒(和歌山県産・ぶどう山椒)、柚子(和歌山県産)、唐辛子(和歌山県産)
添加物:不使用(化学調味料・香料・着色料 無添加)
なし(同一製造ラインの情報は商品裏面表示をご確認ください)
商品裏面に記載
8g
保存方法:直射日光・高温多湿を避け常温、開封後は要冷蔵
株式会社かんじゃ山椒園