
¥7,800(税込)
総重量:
江戸後期から昭和にかけて、町には早朝から湯気を上げる豆腐屋が並びました。
家庭の人々は“豆腐籠”を小脇に抱えて店先へ向かい、できたての木綿豆腐を買って帰る――そんな日常を支えたのが、この四角い白竹かごの由来です。
底を一段高くした「筏底編み(いかだぞこあみ)」は、水気を自然に切り豆腐を傷めない知恵。
今日では量り売りの風景こそ減りましたが、その通気性と強度が再評価され、弁当箱やパンかごとしてナチュラル志志向の人々に重宝されています。
―― しかし、この豆腐籠を一から編める職人は全国でも数えるほど。
高齢化で後継者が不足し、年間の生産数はほんのわずかしか確保できません。
今回鹿児島まで遠征し、年に一度しかない仕入れの機会に行って参りました。
入荷の知らせが出るたびに、日本中のナチュラリストが“争奪戦”を繰り広げるレア商品。
次に手に入る保証はないので、一生ものと出会えるかけがえのないチャンスです。
海外で生産される竹製品のほとんどは、作業効率から外皮を剥ぐのが一般的ですが、鹿児島では昔から高度な技を持つ職人たちは外皮を残して製作することでこそ生まれる上品な光沢を大切に、技術を承継して参りました。
外皮は硬く弾力があるため、割り~薄皮剥ぎ~幅取りまで熟練の鉈(なた)使いが必須。
編み目を歪ませずに仕上げる難度が、職人技の証です。
職人完全手仕事:竹割りから口巻きまで全て手作業で作り手が担当
4.インテリア:3つ重ねて飾っておくだけで人目を惹くインテリアに
Q. 食品を直接入れても安全ですか?
A. 合成塗料や接着剤を一切使用しておらず、竹と真鍮のみで仕上げています。
気になる場合は布やクッキングペーパーなどを敷いてお使いください。
Q. カビが心配です。
A. 竹は速乾性に優れますが、長時間濡れた状態のままだとカビの原因になります。
使用直後の陰干しを徹底すれば問題ありません。
鹿児島の職人魂が宿るこの豆腐かごを、ぜひ「一生育てる道具」としてお迎えください。
鹿児島県は竹林面積が日本一を誇る“竹の王国”。
青々と茂る孟宗竹や真竹が町のあちこちに息づき、人々の暮らしとともに独自の竹文化を育んできました。
その豊かな資源を未来へつなぐ担い手が鹿児島市竹工芸振興組合です。
戦後の産業復興を機に発足し、現在は約120名の認定技能者が所属。
組合員になるには、市が毎年開催する「竹工芸技能者育成講座」を修了し、厳格な技術審査に合格する必要があります。
孟宗竹の肉厚な強さと真竹のしなやかさを見極め、選定・油抜き・ひご取り・編みまでを手作業で仕上げる工程は“竹ひご十年”と謳われるほどの修練が不可欠。
その狭き門をくぐった職人だけが放つ確かな技により、鹿児島の竹籠は高い耐久性と端正な美しさを兼ね備えます。
地元で間伐した竹を使うことで放置竹林の抑制にも貢献し、サステナブルな地域循環を体現する工芸でもあります。
自然と伝統、そして職人の誇りが宿る“世界最高品質の竹製品。
手にするたびに、鹿児島の竹林を渡る風と職人の息づかいを感じていただけることでしょう
日本・鹿児島県
原材料:白竹(真竹)100 %/留め具:真鍮釘
寸法:約17.0cm✖️12.0cm✖️8cm
※手作りのため多少の誤差があることをご了承くださいませ。
重量:約120g
※手作りのため多少の誤差があることをご了承くださいませ。
天然素材のため色味・寸法に個体差あり/再生紙緩衝材で簡易梱包しておりますことをご了承ください。
鹿児島竹工芸組合
【数量限定品】鹿児島の伝統工芸籠職人が手作業で編んだ!白竹の豆腐箱(長方形)
¥8,500(税込)
【数量限定品】鹿児島の伝統工芸籠職人が手作業で編んだ!豆腐籠組み合わせ三籠(特大、大、中)
¥32,800(税込)
【一点物】鹿児島の伝統工芸籠職人が一つづつ手作業で編んだ!白竹の八つ目編籠バッグ
¥35,800(税込)
【一点物】鹿児島の伝統工芸籠職人が手作業で編んだ!白竹の手付籠
¥9,800(税込)
【一点物】鹿児島の伝統工芸籠職人が手作業で編んだ!白竹の六つ目籠
¥6,500(税込)