皆さんこんにちは。mikoです!今日はとびきりの新商品をご紹介したいと思います。
8月第一弾の新商品として、特別な日本みつばちの蜂蜜をお届けします。
それでは早速、その魅力について詳しく語っていきましょう。
異常気象とミツバチの危機
世界的な異常気象により、ミツバチの数が急速に減少している現状をご存知でしょうか?この問題は私たちの食生活に深刻な影響を与えています。ミツバチがいなければ、多くの植物が受粉できず、果物や野菜の収穫量が激減する可能性があります。
さらに深刻なのは、蜂蜜に含まれる有害物質の問題です。最近、蜂蜜の中に「ネオニコチノイド」という薬品が検出され、大きな話題となりました。ネオニコチノイドは殺虫剤の主成分であり、蜂蜜に含まれることで健康リスクを引き起こします。また、2021年にはカナダ産やアルゼンチン産の蜂蜜からも基準値を超える「グリホサート」が検出されました。グリホサートは除草剤の主成分であり、WHOはこれを「発がんのおそれあり」と評価しています。
西洋ミツバチと日本ミツバチの違い
写真:西洋ミツバチ
これらの有害物質が含まれている蜂蜜のほとんどは、西洋ミツバチによるものです。西洋ミツバチは農薬が使われた蜜源からも集蜜してしまうため、蜂蜜に農薬成分が混入するリスクが高いのです。
日本でも昨今の養蜂は、明治時代にアメリカから輸入された外来種である西洋ミツバチが主流となりました。
西洋ミツバチは体格が大きく、巣箱から離れることがなく、一つの花の蜜源から集めるため、集蜜力は日本みつばちの5〜10倍に及びます。このため、効率や生産性を追求する中で、西洋ミツバチが養蜂の主流となり、現在流通している蜂蜜の99.9%は西洋ミツバチのものとなっています。
写真:日本みつばち
一方で、日本の森に住む在来種の日本みつばちは、本来養蜂には適さず、そのほとんどが野生です。日本みつばちは一つの花の蜜を集める習性がなく、巣箱を設置しても必ずしもそこに巣を作ってくれるわけではないため、計画的な生産が不可能とされています。
また、蜜源が枯れたり、気温や湿度が安定しなかったりすると巣箱を捨てて逃げることもあり、非常に神経質な側面もあります。
日本みつばちの特別な魅力
日本みつばちは少量の農薬にも過敏に反応し、農薬が使われた場所では生きていけないのです。
そのため、多種多様な照葉樹(原生林)の木々の花や原生林群に自生している薬草や蘭などを蜜源としています。これにより、日本みつばちの蜂蜜は100%オーガニックと言っても過言ではありません。手付かずの原生林から多種多様な蜜を集めるため、その蜜は「天然の抗生物質」として、近年ではマニアの間で高値で取引されるほどの価値があります。
佐多辺塚地区の特別な日本みつばちの蜂蜜
今回ご紹介するのは、鹿児島県南大隅町佐多辺塚地区で採取された日本みつばちの蜂蜜です。
日本本土最南端に位置し、人口115人(2024年現在)の限界集落である佐多辺塚地区には、薩摩藩が栄えた時代に薬草を育てるために作られた百草園が広がっています。この百草園を蜜源とする日本みつばちが採蜜する蜂蜜は、他では味わえない特別なものです。
佐多辺塚地区では、今でも3世帯だけが、日本みつばちの養蜂を行っています。彼らは日本みつばちを家族のように扱い、家の軒先ともいう距離に巣箱を置いて共に暮らしています。日本みつばちは非常に温厚な性格で、人を刺すことはほとんどありません。養蜂家は、スズメバチなどの天敵を駆除しながら、日本みつばちと互恵共生の関係を築いてきました。
持続可能な養蜂とその恩恵
年に一度、11月に行われる採蜜作業では、日本みつばちが越冬できるように、蜜の3分の1を巣に残し、残りの3分の2を収穫します。このような持続可能な方法で養蜂を続けることで、日本みつばちの絶滅を防ぎ、共生を続けています。
佐多辺塚地区の日本みつばちの蜂蜜の特徴は、この百年以上手付かずの百草園を蜜源としていることです。原生林で縦横無尽に飛び回り採取される蜜は「百花蜜」とも呼ばれており、これを「天然の抗生物質」と呼び、近年マニアの間では高額で取引されています。
独特な風味と高い健康効果
佐多辺塚地区の日本みつばちの蜂蜜は、百草園を蜜源とするため「百花蜜」とも呼ばれ、糖度が78%以上で非常に濃厚です。味わい深く、コクがあり、部分発酵が進んだことで有機酸が発生し、糖度が高いながらもほどよい酸味が加わっています。この特徴は、ヴィンテージワインに例えられることもあります。
高級ブランドとしての評価
この日本みつばちの蜂蜜は、2023年にある企業がブランディングに成功し、日本の高級ホテル(例えば帝国ホテルなど)に卸されています。1瓶120g入りで1万円以上の価格で販売されても、すぐに売り切れるほどの人気です。
小恰好商店での限定販売
今回、小恰好商店は素晴らしいご縁があって、昨年の収穫分を少量ですが入手することができました。450g入りの大瓶で、蜂蜜とは思えないほど高額ですが、それ以上の価値がある逸品です。
皆さん、この特別な日本みつばちの蜂蜜を手に入れるチャンスです。数量限定での販売となりますので、ぜひお早めにご購入ください。この蜂蜜は、私たちが大切にしている自然環境と共生する日本みつばちの魅力を存分に感じていただけるものです。
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