豆乳ヨーグルト作り:失敗しない作り方の秘訣

美容と健康

先日こんなメッセージをいただきました。

「あなたたちが売っている「乳酸菌が生きているマイグルトMygurt」を使って豆乳ヨーグルトを作ったけど、三度とも失敗した!

しかし私自身、これまで一度も失敗したことがありません。

「だって豆乳に混ぜて置いておくだけでしょ?失敗??どして???」

しかし一応そういうケースもあるのかどうか調べてみました。結果、いくつか興味深い原因が見つかりましたので、皆様にシェアいたします。

1. 豆乳の品質

無調整豆乳を使用する

豆乳ヨーグルト作りで最も重要なのが、使用する豆乳の品質です。必ず無調整豆乳を使用してください。市場で売られている調整豆乳や、水で薄められた豆乳では、発酵がうまく進まない場合があります。

濃度の高い豆乳を選ぶ

豆乳の濃度が低いと、発酵が進みにくくなります。できるだけ濃度の高い豆乳を選びましょう。パッケージの成分表示で大豆固形分たんぱく質量を確認すると良いでしょう。

添加物の影響

防腐剤やその他の添加物が入っている豆乳は、発酵に影響を及ぼす可能性があります。特に消泡剤乳化剤が含まれていると、発酵が妨げられることがあります。添加物が入っていない、シンプルな原材料の豆乳を選ぶことが重要です。

有機豆乳のおすすめ

より良い結果を得るために、有機豆乳を選ぶことをおすすめします。有機豆乳は、化学合成された農薬や肥料を使用せずに栽培された大豆を使用しており、品質が高いとされています。

マイグルトと有機豆乳

2. 温度管理

理想的な発酵温度

発酵を成功させるための理想的な温度は、35〜40℃です。この温度帯で発酵させることで、乳酸菌が活発に活動し、しっかりとしたヨーグルトができます。

室温での発酵

もちろん室温(20〜25℃)でも発酵は可能です。時間がかかることがありますが、決してできないわけではありません。私も普段は豆乳にマイグルトを混ぜたらキッチンに放置するだけです。冬場など室温が低い場合は、発酵が進みにくくなりますので、なるべく室温が高めの場所に置くのがいいでしょう。室温で発酵させる場合は12〜24時間程度の時間を見込む必要があります。

温度管理のポイント

  • 冷蔵庫から出したばかりの豆乳は使用しない:必ず豆乳を室温に戻してからマイグルトをよく混ぜ使用してください。
  • 発酵容器を保温する:発酵中の温度を一定に保つために、保温ジャーや発酵器を使用したり、タオルで包むなどの工夫をするのもいいでしょう。
  • 温度設定機能付きのIH器を活用:温度を一定に保つことで、発酵時間を短縮できます。

3. 発酵時間

発酵時間の目安

  • 35〜40℃の場合6〜8時間程度
  • 室温の場合12〜24時間程度

発酵時間は温度によって大きく変わります。温度が高ければ発酵は早く進み、低ければ時間がかかります。何度か作っているうちに適切な時間がわかってくると思います。

発酵の見極め

発酵が進むと、豆乳が固まり、独特の酸味が出てきます。表面に気泡ができたり、液体と固形物が分離したりする場合もあります。発酵の進み具合を確認しながら、適切なタイミングで冷蔵庫に移して発酵を止めましょう。

4. 信頼できる原材料を選ぶ大切さ

原材料への疑問

それでもうまくいかない場合は、使用している豆乳の原材料を再確認してみてください。日本国内で流通する大豆の多くは、輸入に依存しています。国内自給率は約6%と言われています。

遺伝子組み換え大豆の可能性

世界で栽培される大豆の約80%以上遺伝子組み換え大豆(GM大豆)です。そのため、日本で使用される大豆の一部にもGM大豆が含まれている可能性があります。ただし、日本では食品表示法により、一定の基準を超える場合は遺伝子組み換え食品である旨の表示が義務付けられています。

信頼できるメーカーを選ぶ

安心して豆乳ヨーグルト作りを楽しむためには、信頼できるメーカーの製品を選ぶことが大切です。オーガニック認証を受けた製品や、原材料の産地や栽培方法を明確に示している製品を選ぶと良いでしょう。

私は常日頃言っていますが「買い物は投票です。」消費者一人一人が信頼できる製品を選ぶことで、市場全体の品質向上につながります。

まとめ

豆乳ヨーグルト作りで失敗しないためには、豆乳の品質、温度管理、発酵時間が重要なポイントとなります。これらをしっかりと押さえることで、美味しい豆乳ヨーグルトを自宅で簡単に作ることができます。

もし何度か挑戦してもうまくいかない場合は、使用している原材料の品質や、温度・時間の管理方法を見直してみてください。

皆様が美味しい豆乳ヨーグルトを楽しめることを願っています。


ご質問・ご意見がございましたら、ぜひコメント欄でお知らせください。引き続きよろしくお願いいたします。

日本の素晴らしいものたち 小恰好商店

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