おはようございます!mikoです〜。
11月末から今までずっとブログをサボってしまってすみませんでした。汗
インスタグラムにあげた記事の詳細版としてこちらを運営しておりますが、今日から過去に追ってまた記事の再投稿をしていきますので過去記事も追って後からご覧くださいね!
黒糖の魅力に迫る—鹿児島出張での学び
さて先日、鹿児島への出張初日にお会いしたのは、加計呂麻島のきび酢を製造されている 武薬品の武先生 でした。
武先生は代々薬剤師の家系で、鹿児島市内に東洋医学をメインにされた薬局を2軒経営しながら、日本の素晴らしい健康食品を製造されている方で、プライベートでは農作業に勤しむ80歳を超える矍鑠としたお方です。(武薬品の商品はほとんどネットでは販売していません。)県の要職にも長年就いていた方ですが、とてもフランクにお話しさせていただきました。
お会いした時にお聞きした黒糖ときび酢にまつわる話は、私たちがずっと信じていた「甘いもの=体に悪い」という固定観念を大きく覆すものでした。とても興味深い内容ですので、今日は皆さんにもシェアしたいと思います。
黒糖がもたらす健康と長寿の秘密
武先生がお会いしてすぐ、私たちに質問しました。
「君たちきび酢には興味を示したのに、黒糖はなぜ売らないのか?」
私たち夫婦は普段甘いものを摂らずに暮らしている理由「糖=健康に良くない」ということを正直に伝えると、
「最近は糖に対しての間違った考え方が広まって困ったものだね。」とおっしゃいました。
黒糖と徳之島の長寿者たち

これは武先生がお話ししている時に突然紙ナプキンに書いてくださったメモ書きです。
そこに書かれていたのは、徳之島出身で長寿ギネス記録を持つ3人の名前でした。なぜこんなに小さくて人口の少ない島に長寿者が生まれるのか?ということでした。
泉重千代さんの歴史
その一人である 泉重千代さん は、70歳を過ぎても80キロ近い黒糖袋を運び、100歳を過ぎても毎日黒糖焼酎を嗜む生活を送っていたとのことです。
彼の健康の秘訣は、生活の中に黒糖を自然に取り入れていたことにあるといいます。
黒糖製造の現状と課題
黒糖製造は、奄美大島から沖縄一帯での一大産業ですが、実は行政の規制や補助がたくさんかかっている重要商品だと教えてくれました。ですので沖縄では小さな島を守るために、現在沖縄本島や石垣島では黒糖を製造販売することが禁止されており、県外に出荷が許されているのは、伊平屋島、伊江島、粟国島、多良間島、小浜島、西表島、波照間島、与那国島の八島だけ。それと奄美大島諸島となっているそうです。
本来は島によって味わいが変わる黒糖ですが、現在そのほとんどはサトウキビのまま出荷することで8割もの補助金が受け取れることから、実は精製粗糖や糖蜜から加工して作る加工黒糖の方が大勢になっていってしまいました。
もちろん加工黒糖にも良い所があります。それは、雑味のない味が自由に作れることや、精製処理しているのでミネラルが少なくカビが生えづらいので常温でもつというメリットがあります。料理にはこちらの方が使いやすいんだそうです。
沖縄県黒砂糖協同組合「加工黒糖と純黒糖の違いや、表示の違い」のお話
一方、純粋な100%サトウキビの搾り汁から作られる黒糖は、なんと助成金が受け取れないという捩れが生じており、作る生産農家は採算が合わないため、どんどん減っている状況だとおっしゃっていました。しかし、武薬品の日本食品製造部は、ずっと昔ながらの製法を守って製造をし続けているので、商品には自信があるととおっしゃってました。
本物の黒糖シロップが見当たらない本当の理由
純黒糖は沖縄の離島や奄美大島の島々では、まだ他にも作っているところがあり、一時は高値が続くことで在庫を抱える業者もいましたが、今は少しづつ黒糖が持つ健康効果に気付いた人たちに見直され始めて、今では100gで1,000円前後で売買されています。
しかし、黒糖シロップに関しては、私もいくら探しても100%サトウキビの搾り汁から作った純黒糖のシロップは一般消費者が買える市場では見つかりません。それもそのはず、武薬品が作るその純黒糖から作る黒糖シロップは、そのほとんどが高級羊羹などで有名な老舗の和菓子店に卸しているからだと教えてくれました。
確かに去年の春頃いただいたものを舐めた時に、あの有名な羊羹の味に近いものを感じました。
加計呂麻島のきび酢と黒糖の深い関係
さて、きび酢の面白いお話も色々と聞かせていただきました。
きび酢は加計呂麻島で、昔は普通に家庭で作られていたものでした。なぜなら加計呂麻島にしか浮遊していな土着菌が普通に家の中にいるため、サトウキビを絞って甕に入れておくだけで発酵が進み、簡単に作れたからです。そして、どうして現地の人はお酢なのに食道や胃を痛めずにそのまま飲んでいたかというと、きび酢は黒糖甕(自宅で黒糖シロップを貯蔵しておくための甕)で作っていたからだと言います。甕に長年付着する純黒糖のシロップがきび酢に自然に入っていたことで、胃腸に優しいお酢となったのです。
しかし、この純度100%の黒糖シロップが今ではほぼ手に入らないため、後から入れるとなると相当のコストがかかります。ですので今売られている他社のきび酢の商品には、黒糖が入っているものはないんだと言うのです。
そう、本物の純黒糖のシロップを作っている武薬品だからこそ、作れる商品だったのです。
【武薬品の加計呂麻島のきび酢こそ本物】と私が謳う理由は、そこにあったのです。
本物のきび酢は体に優しい
現在市場に出回る多くのきび酢には黒糖は含まれていませんが、武薬品のきび酢には 純度100%の黒糖シロップ が20%以上という昔と変わらない絶妙な配分で含まれているため、そのまま飲んでも食道を痛めることなく安心して摂取できます。
純黒糖の栄養価とその魅力
私たちもずっと糖が悪いと思ってきましたが、精製食品が溢れる現代の食品事情から生まれた情報に乗せられているだけだったのかもしれません。
何故なら本物はちゃんと歴史が証明してくれるからです。
自然界がもたらすミネラルバランス
純黒糖に限らず、純粋の良さは、自然界の法則のまま、ミネラルバランスよく、そして豊富に含まれていることです。それらの栄養が相互作用することも自然のままの良さなのです。
例えば、上記のようなビタミンCの記事を書いたことがあります。その成分がいかに健康効果があるといっても、精製されたものを口にすることは、自然界のバランスを崩すことであって、健康どころかかえって体に悪いということが言えるのです。
黒糖への誤解と本物の価値
現代では「糖=悪」という考え方が広まり、健康志向の方は糖質制限などをして甘いもの全般を敬遠しがちです。しかし武先生は「本物の糖は適度に摂れば健康にとって素晴らしい影響を与える」と断言されました。
さらに、「何事も過ぎるはダメだ。働きすぎ、食べ過ぎ、飲み過ぎ、悩み過ぎ、運動のし過ぎ、みんなだめ。」ということもおっしゃっていて、とても納得しました。確かに、島の長寿者はみんなほどほどで暮らしていたのかもしれませんね。

黒糖が体にいいことは歴史が証明している
もし黒糖が体に悪いものだったら、奄美大島や沖縄の島々がこれほどまでに長寿者を生んだでしょうか?実際、歴史を振り返ると黒糖は、料理で使うものではなく、「疲れた時にそのままちょこっと摘む」という感じで食されてきた歴史があります。
ですので、今こそ本物の黒糖、自然そのものの恵みのまま、生活の一部に取り込んでみたらいかがかなと思い、小恰好商店の商品ライナップに追加しました。
武薬品では、純黒糖を長年作り続けており、現地で多くのファンを持っています。通常だったら100gで1000円前後する純黒糖ですが、利益を追求するのではなく、お客様の健康を第一に考えた価格設定を貫いています。この姿勢も、多くのリピーターに支持される理由でもあります。
オクタコサノールの健康効果
次回詳しくご紹介する予定ですが、純黒糖に含まれる成分は多岐に渡りますが、その中でも現代人にとって注目したい成分 「オクタコサノール」 が今黒糖が再注目されている理由です。次回詳しく記事にしますが、以下のような健康効果があることをメモだけしておきますね。
- ストレス軽減
- 睡眠の質向上
- 脂質代謝の改善
- 運動能力の向上
まとめ:自然がもたらす本物の力を見直そう
鹿児島出張で学んだのは、黒糖やきび酢が持つ本物の価値と、その背景にある歴史と文化の深さです。私たちが普段口にする食品が、どのように作られ、どんな栄養を持つのかを知ることで、食に対する考え方が大きく変わります。
次回は、先ほどチラリと伝えた黒糖に含まれる オクタコサノール の詳細な健康効果について掘り下げてご紹介しますね!
本物の食品が持つ力を、ぜひ一緒に見直してみませんか?

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