こんにちは〜mikoです!
最近忙しくてブログが上げれてなかったんですが、みなさん健康ですかぁぁぁぁ!!!
今日はぜひ知っていただきたいプロテインのリスクをシェアします!
それでは〜いってみよう!
街中に増えるフィットネスクラブと運動習慣の広がり
最近、街中には気軽に運動できるフィットネスクラブが増えていますよね。これは、健康意識の高まりや運動習慣の重要性が認識されていることを反映しています。フィットネスクラブの増加によって、運動場所が増えることは、非常に喜ばしいことです。多くの人が健康を意識し、運動を習慣にすることは、社会全体の健康水準を向上させるために重要です。
しかし、運動習慣を持つことと同時に注意しなければならないのは、栄養摂取の方法です。特に最近注目されているのがタンパク質が増強されている食品やサプリメント類の摂取です。運動後にタンパク質を摂取することで、筋肉の回復や成長を促すという考えが広まり、タンパク質サプリメントの市場が急速に拡大しています。
タンパク質サプリメントの誤解
多くの人は「タンパク質を摂取してトレーニングすれば理想的な体型になれる」と誤解しています。実際、私もかつてはそう考えていました。しかし、現在では多くの医療専門家がタンパク質サプリメントの摂取に警鐘を鳴らしています。タンパク質サプリメントは、適切に使用すれば効果的な場合もありますが、誤った使い方をすると健康に深刻な影響を与える可能性があります。
新たな国民病:慢性腎臓病(CKD)の増加
近年、日本では「慢性腎臓病(CKD)」という新たな国民病が問題となっています。患者数は2100万人を超え、糖尿病患者よりも多い状況です。さらに、10年足らずで患者数が700万人以上増加し、若年化の傾向も見られます。慢性腎臓病は、腎臓の機能が徐々に低下し、最終的には透析治療が必要になる深刻な病気です。
慢性腎臓病になると、あらゆる疾患の死亡率が平均約4倍に上昇し、新型コロナウイルスを含むウイルス感染の悪化リスクも高まります。透析治療が必要になるほど重症化すると、生涯中止することができず、生活の質が大きく低下します。このように、慢性腎臓病は非常に深刻な病気であり、その予防が重要です。
タンパク質サプリメントの市場拡大と影響
タンパク質サプリメントの市場は急速に成長しています。富士経済の調査によると、プロテイン補給食品の国内市場は2013年の623億円から2023年には2580億円を超える見込みです。10年間で市場規模が4倍以上に拡大しているのです。このような急成長の背景には、タンパク質サプリメントの手軽さや、健康意識の高まりがあります。
以前は、タンパク質サプリメントは粉末状で液体に溶かして飲む形態が主流で、使用者もボディビルダーやアスリートなど一部の人に限られていました。しかし最近では、プロテインバーやゼリー飲料、紙パック飲料がコンビニやスーパー、ネット通販で簡単に手に入るようになり、タンパク質サプリメントの摂取が容易になっています。
タンパク質摂取の誤解と現実
多くの人は「激しい運動でエネルギー不足になると、体内のタンパク質が消費されて筋肉が小さくなるので、タンパク質を補給する必要がある」と考えています。フィットネスクラブやプロテイン飲料・食品メーカーもそのような説明をし、運動後のタンパク質サプリメント摂取を推奨しています。しかし、生化学的にはこの理論は誤りです。
人間の生命活動では、まずブドウ糖がエネルギーとして使用されます。体内に蓄えられたブドウ糖(グリコーゲンなど)が尽きたあと、次に脂肪がエネルギー源として使われます。筋肉が分解されてタンパク質がエネルギーとして使われるのは、脂肪が消費し尽くされた後のことです。体重約60kgの男性が絶食しても、脂肪を使い切るのに1ヶ月かかります。ボクサーやボディビルダーでも体脂肪率がゼロになることはありません。ましてや一般人が脂肪を使い切って筋肉タンパク質を消費するほどの激しい運動をすることはあまりありません。
適切なタンパク質摂取方法
国が定める1日のタンパク質推奨摂取量は男性65g、女性50gです。この数字は少し多めに設定されており、実際に必要な量は通常の食事で十分に補給できます。余分に摂取するタンパク質サプリメントは過剰な栄養であり、毎日過度に摂取すると腎臓のろ過機能を疲労させ、機能低下を引き起こす可能性があります。医学的には「過剰ろ過による腎機能障害」と呼ばれ、慢性腎臓病につながる可能性があります。
日常生活でのタンパク質摂取方法
タンパク質は肉、魚、豆腐などの通常の食品から摂取するべきです。忙しくて食事ができない人や、ダイエットのために食事制限をしている人は「適量のタンパク質サプリメントなら問題ない」と考えるかもしれません。しかし、この考えも危険です。人工的に作られたタンパク質サプリメント食品や飲料は、胃から小腸に入ると急速に吸収され、腎臓に突然の負担をかけます。タンパク質含有量が同じでも、肉や魚ではなくタンパク質サプリメントで摂取すると腎臓に悪影響を与えます。
タンパク質は、通常の食事から摂取することが最も自然で健康的です。肉、魚、豆腐、卵などの食品には、タンパク質だけでなく、ビタミンやミネラルなど他の重要な栄養素も含まれています。これらの食品からタンパク質を摂取することで、バランスの取れた栄養を摂ることができます。特に、冷奴や茹で卵などは手軽に取り入れることができ、タンパク質摂取に優れた選択肢です。
まとめ
健康的な生活を送るためには、タンパク質サプリメントメーカーやフィットネスクラブの主張を鵜呑みにするのではなく、科学的な根拠に基づいた正しい知識を持つことが重要です。バランスの取れた食事と適度な運動を心がけ、必要以上にタンパク質サプリメントに頼らないことが、健康な腎臓を保つ鍵となります。
健康ブームの中で見落とされがちな、タンパク質サプリメントの過剰摂取による健康リスク。この記事を読んだ皆さんには、自身の健康と向き合い、賢明な選択をしていただきたいと思っています。
美しい体や健康は、近道や即効性のある方法ではなく、日々の適切な食生活と運動の積み重ねによって得られるものです。自分の体と真摯に向き合い、長期的な視点で健康を追求することが、真の健康的なライフスタイルにつながると信じています!
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