カビ毒から身を守る方法:知識と対策を徹底解説

美容と健康

突然ですが、「カビ毒」という単語を知っていますか?

それぞれの単語は知っていても、「カビ」と「毒」が組み合わさった「カビ毒」についてはまだあまり知られていないかもしれません。

昨年、日本でも国産小麦である「ナンブコムギ」から基準値を超えるカビ毒が検出されました。これを使って作られた製品の自主回収や廃棄が進められましたが、もし気付かずにずっと使い続けていたらと思うと、ゾッとします。

カビ毒の種類と影響

カビ毒とは、特定の種類のカビ (真菌) によって自然と作られる有毒な化合物の総称で、海外では マイコトキシン(mycotoxin)とも呼ばれています。マイコトキシンを生成する可能性のあるカビは、シリアル、ドライフルーツ、ナッツ、スパイス、コーヒー豆などの食品でよく増殖が見られます。カビは、収穫の前後、または保管中のどの段階でも、特に暖かく湿気の多い条件下で発生する可能性が高くなります。

現在、確認されているカビ毒は300種類以上ありますが、代表的なものをいくつか紹介します。

1. アフラトキシン

アフラトキシンは、汚染されたピーナッツミールを食べた10万羽以上の七面鳥の死から判明した代表的なカビ毒の1種です。

アフラトキシンが最も人体に影響を与えるのは「肝臓」です。長期間にわたる摂取は、肝細胞のDNA損傷、肝線維化と肝硬変を引き起こす可能性があります。また、強力な発がん性を持ち、特にB型肝炎ウイルスに感染している方は注意が必要です。

2. オクラトキシン

オクラトキシンは大麦、オーツ麦、ライ麦、小麦、コーヒー豆などで見つかります。

主な標的臓器は「腎臓」で、多尿、尿糖、蛋白尿などの腎機能障害を引き起こします。また、肝毒性や胎児の発育・免疫系への影響も指摘されており、発がん性も確認されています。

3. パツリン

特に腐ったリンゴ、ブドウ、ナシ、モモなどの果物から検出されます。

急性の場合には吐き気、胃腸障害、嘔吐などの消化器症状が中心です。慢性的に摂取すると消化管を痛めるので注意が必要です。

4. デオキシニバレノール(DON)

主に小麦、大麦、オート麦、ライ麦、トウモロコシなどの穀物に発生し、消化器症状、栄養素の吸収不良、内分泌異常などを引き起こす可能性があります。

特にヒトでは胃腸炎と関連があるとされていますが、長期的な影響は不明です。

カビ毒への対策

では、カビ毒に対して何か対策はできるのでしょうか。残念ながらカビ毒は一度発生すると、調理や通常の加熱では、なかなか除去することはできませんが、少しでも影響を受けないようにする方法を考えましょう。

1. 食品管理の温度湿度に気をつける

カビの発生には、温度、水分、酸素の3つが必要になります。

一般的にカビの発生しやすい温度は20℃~30℃ですので、冷蔵庫の温度ではかなりカビの増殖はゆっくりになります。また、他の生物同様に、水分と酸素も必要不可欠です。

例えば、穀物やナッツ類は乾燥した冷暗所に保管し、果物は冷蔵庫で適切に保存するようにしましょう。真空パックのように酸素を抜いて保管することも効果が高いです。

2. 野菜や果物はスカラップパウダーで洗う

茹でても炒めても80%程度のこってしまうほど厄介なカビ毒ですが、カビの弱点は、酸性のため、アルカリ性には非常に弱いです。

汚染されたトウモロコシで製油をする場合も、食品添加物のアルカリ剤を加えてさらに精製することで大半のカビ毒が除去されるといいます。

そこで、自宅では、野菜や果物に付着したカビ毒をしっかりPH12のスカラップパウダー水に浸けるといいでしょう。もちろん、目に見えてカビが生えているものは、絶対に食べてはいけません。勿体無いと言って食べてしまわず、捨ててください。

3. クロレラでデトックスをする

いくら避けようと思っても入ってきてしまうカビ毒ですので、普段からデトックス習慣をつけて、入ったらすぐに排出するようにしましょう。

純度100%の八重山殖産の八重山クロレラは微細藻類のホールフードです。カビ毒を絡め取り、排出させる効果はエビデンスで実証されています。毎日入ってくるカビ毒を、悪さをする前にすぐ排泄!毎日摂る習慣をお勧めします!(私もすでに4年近く毎日摂取しています!)

夏のこの季節に気をつけるべきこと

夏のこの季節、不衛生な環境での食事や、長期に放ったらかした開封後のパンやお菓子、ちょっと腐りかけた果物など、カビが生えていそうな食品に気をつけて、健康を維持しましょう。

体に優しい日本の素晴らしいものが揃っています!!!

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