みそ・しょうゆ・本みりん・純米酒・酢・焼酎・甘酒・塩麹…..。私たちの食卓にはさまざまな発酵食品が並びます。
これらはいずれも「麹菌」の働きによって生み出された、日本が誇る伝統食品です。
私がこうじ水を知ったのは、先日の鹿児島出張の際、河内菌でお馴染みの河内源一郎商店を訪れた際です。
今ブームとなってる甘酒だと、どうしても糖質が多くなってしまいますが、こうじ水なら、糖質が低くていいかも?と思って飲み始めたところ、テキメンにおなかの調子が良くなりましたので、皆さんに積極お勧めしたいと思ったわけです。
また近年、腸の研究がどんどん進み、腸を整える効果として発酵食品への注目が高まる中、とくに「こうじ水(麹水)」は、麹がもつパワーをダイレクトに、そして簡単に、取り入れられるシンプルな方法として健康雑誌などでも取り上げられています。

こうじ水の雑誌で載っていた「星子クリニック」星子尚美院長の話
港区高輪にある星子クリニックの院長・星子尚美先生は、代替医療の一環として栄養指導を積極的に行い、多くの患者さんを健康に導いてきました。
ちなみに星子先生自身も過去に乳ガンを患った経験があり、ガンは手術で切除しましたが、抗ガン剤や放射線治療は行わず、徹底した食事と生活の見直しにより、ガンを克服した経験があると書いてありました。
そんな星子先生が治療現場で積極的に勧めているのは、この「こうじ水」だそうです。
ではこの「こうじ水」には、、どんな健康効果があるのでしょうか。
本記事では、こうじ水のもつ2つの大きな効能――「酵素」と「豊富な栄養素」について詳しく解説しながら、こうじ水の魅力と活用方法を深掘りしていきます。
それでは〜いってみよう!
こうじ水の効能その①:麹に含まれる豊富な「酵素」
1. 多彩な酵素が消化を助ける
麹菌には30種類以上の酵素が含まれており、代表的なものとしては以下が挙げられます。
- アミラーゼ:炭水化物をブドウ糖に分解
- プロテアーゼ:タンパク質をアミノ酸に分解
- リパーゼ:脂肪を脂肪酸に分解
これらの酵素は、食べ物の消化をスムーズにし、胃の負担を軽くします。胃もたれや胃痛に悩む方にも、こうじ水を取り入れることで自然に消化力をサポートできるでしょう。薬ではなく、自然由来の酵素で胃腸をいたわる点が大きなメリットです。
2. 腸内環境の改善で便通や免疫力をサポート
麹の酵素が生み出すオリゴ糖は、腸内の善玉菌のエサとなり、善玉菌の増殖を促します。その結果、腸内バランスが整うことで便秘や下痢の改善に役立ち、より健康的な排便サイクルを取り戻すことが期待できます。
また、私たちの免疫機能のおよそ7割が腸に集中しているといわれるほど、腸の健康状態は免疫力に大きく関わっています。腸内環境が整えば、花粉症やアトピー性皮膚炎などアレルギー症状にも良い影響が期待できるでしょう。
3. 加齢による酵素不足を補う
私たちの体内には生まれつき酵素が存在しますが、その量には限りがあり、加齢とともに減っていきます。
こうじ水のように酵素を含む食品を毎日取り入れることで、体内の消化酵素を節約でき、代謝酵素を効率よく回せるようになります。
結果として代謝力が上がり、疲れにくい体づくりや病気の予防に一役買ってくれるのです。

こうじ水の効能その②:麹に含まれる豊富な「栄養素」
1. ビタミンB群によるエネルギー代謝サポート
こうじ水は、甘酒と同様にビタミンB1・B6・B12など豊富なビタミンB群を含んでいます。ビタミンB群は、疲労回復や精神の安定、貧血予防、肌や髪の健康維持など多岐にわたる効果を発揮します。特に、糖質や脂質の代謝を高める働きがあるため、ダイエット中のサポート食品としても注目できます。
2. ミネラルやポリフェノールによる多彩な効果
麹には、カリウム・カルシウム・マグネシウム・亜鉛・セレンなどのミネラルが豊富に含まれています。
例えば、ビタミンBとマグネシウムには、血圧降下作用があり、カルシウムとマグネシウムは骨粗鬆症予防に役立ちます。セレンには、抗ガン作用、 抗炎症作用が期待できます。
また、麹に含まれるポリフェノールには、有害な活性酸素を撃退する抗酸化作用があることが知られています。
3. 必須アミノ酸で全身の細胞をサポート
こうじ水からは、体内で合成できない必須アミノ酸を同時に摂取できるのも大きなメリットです。
必須アミノ酸は筋肉や血管、さまざまな臓器の細胞をつくるうえで欠かせません。麹がもつ酵素やビタミン、ミネラルと相乗効果を発揮し、全身の細胞の修復・維持を手助けします。
こうじ水の魅力:安心・低糖質・加工物不使用
甘酒など他の発酵飲料と比べて、こうじ水は糖質が非常に少なく、ダイエット中や糖質制限をしている方にもおすすめです。
市販の加工商品とは異なり、麹と水だけでつくるため添加物が入る余地がありません。安全性を重視する方にとっても安心して取り入れられる健康ドリンクといえるでしょう。
こうじ水の作り方と上手な取り入れ方
こうじ水は、生麹または乾燥麹と水を合わせて一晩寝かせるだけで簡単に作れます。
簡単な作り方の例
- 清潔な容器に生麹または乾燥麹を大さじ2~3杯程度入れる
- 水500~700mlを加える
- 蓋またはラップをして冷蔵庫で一晩置く
- 翌日(約8時間ほど置く)麹を軽く混ぜて完成
※生麹でも乾燥麹でも変わりませんが、乾燥麹はより水分を吸いますので、水を多めに足してください。
作ったら冷蔵庫で保存し、2〜3日のうちに飲み切ってください。
- 1日1~2回、食事前や寝る前などにコップ1杯を目安に飲む
- 残った麹は捨てずに、スムージーに混ぜる・料理に加えるなどして活用
- 酸味や甘みを加えたい場合は、レモン汁やしょうがなどでアレンジ可能
もっと簡単にこうじ水を作りたい方におすすめはこれ!

水で割ったらすぐ飲める!河内菌強力黄麹粉と、河内菌強力白麹粉を利用すると便利です。
これは、通常の米麹を特殊な製法でパウダー状に仕上げ、発酵がより進みやすく仕上げられています。
通常であれば甘酒作りに8時間ほど要するところ、こちらのパウダーを使っていただければ半分の4時間で作れます。
しかもこうじ水であれば、すぐに麹菌が水に溶け出すので、そのまま水や炭酸水で割って、混ぜてすぐ飲めるのも特徴です。
パウダー状ですので、沈殿物は残して上澄みだけをお飲みください。パウダーを飲んでも小腸では吸収されません。そのまま排泄されますが、胃腸が弱い方は飲まないで捨ててください。

甘みを引き出す万能麹!河内菌強力黄麹粉 250g

クエン酸が保存性を高める万能麹!河内菌強力白麹粉250g
黄麹は日本酒や味噌作りで使われる代表的な麹で、炭水化物をブドウ糖に分解するアミラーゼが多く、甘みを引き出しますので、こちらでこうじ水を作ると甘いです。
反対に白麹は、河内源一郎商店が発見した麹菌で、焼酎作りの8割で使われているものです。これは、タンパク質をアミノ酸に分解するプロテアーゼが多く、クエン酸を発生させる特徴があります。クエン酸が発生するということは酸っぱいので、レモン水のような味わいになります。これは他の麹菌ではない特徴です。
お好きな方をぜひこうじ水として毎日飲んでくださいね!
(ちなみに私は両方混ぜて、さらに霧島有機抹茶を入れて、ジムに持って行っています。😆)
こうじ水で期待できる効果を最大化するコツ
バランスのよい食生活を心がける
いくら酵素や栄養素を補っても、日頃の食生活が偏っていては意味がありません。野菜・たんぱく質・炭水化物を適度に配分し、加工食品や糖質の過剰摂取を避けましょう。
適度な運動と十分な休養
酵素は代謝活動にも使われます。ウォーキングやストレッチなど軽い運動で代謝を高め、良質な睡眠で体をしっかり休めることが、こうじ水の効果をより引き出します。
継続が大切
発酵食品のメリットは継続してこそ実感できる部分が大きいです。即効性を期待するよりも、毎日コツコツ続けることで体調の変化を感じられるでしょう。
まとめ:こうじ水で免疫力を高め、内側からの健康を手に入れよう
こうじ水は、麹菌が生み出す多彩な酵素と栄養素を手軽に取り入れられる、まさに「麹の力をぎゅっと凝縮した」飲み物です。
便通や免疫力の改善、アレルギー症状の軽減、ダイエットサポートなど、幅広い健康効果が期待できます。
星子先生のように、闘病を乗り越えて、さらに実際にこうじ水を取り入れて体調を管理しているお医者様の声は説得力がありますよね。
毎日の習慣として続けやすいこうじ水を取り入れて、内側から健やかな体を目指してみてはいかがでしょうか。
まずは一杯のこうじ水から、あなたの健康ライフをスタートしてみましょう!

甘みを引き出す万能麹!河内菌強力黄麹粉 250g

クエン酸が保存性を高める万能麹!河内菌強力白麹粉250g
こうじ水に混ぜて飲めばダイエット効果倍増!
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