こんにちは!mikoです〜!
今日は、図書館で借りてきて読んだ南清貴氏の『40歳からは食べてはいけない病気になる食べもの』を読んだ内容をシェアしたいと思います!
この本は10年前に執筆されたものですが、内容は今読んでも全く色褪せておりません。この本で特に強く訴えているのは、
「安い食費はツケを未来の医療費で払う──これほど高くつく買い物はない」ということです。
まずはこちらを読んでみて気になった方はぜひ本書を手に取り、生活の質を高めていただきたいと思います。
それでは〜いってみよう!
はじめに|「安い食費」が後から高くつく代償
南清貴氏の『40歳からは食べてはいけない病気になる食べもの』を読み終えた瞬間、今の私だったら「当たり前」のことばかりだけど、10年前の私だったら、この本を手に取ることすらなかった、、、そう感じました。そして当時の食生活を思い返して、正直震えました。
当時の私は台湾に住んでいて仕事が忙しく、朝は朝食屋さんに立ち寄り安い豆乳(多分遺伝子組み換えの大豆)と、蛋餅(小麦粉で練った生地に卵を落として、悪い油をたっぷり吸わせて焼いたもの)を買って食べていましたっけ。。。今思い返すと栄養というより毒の塊のようなものを朝から口にしてたんですねぇ。しかも、昼は小吃店(安い外食店)で、ほとんど具の乗ってない麺や、ご飯にギトギトの肉の脂カスが乗った、、、カロリー爆弾のような食事もたまにしていました。。。ガクブルブル。。
そりゃ〜67キロまで急速に太るわ!!!w w w(現在改心して50キロ。)
何気なく習慣になってるその食べ物で――医療費という“後払い”が待つことを当時の私は全く知らずにいたのです。
日本・台湾の最新糖尿病統計と“貧困病”化の現実
昔は「贅沢病」と呼ばれていた糖尿病ですが、今では「貧困病」とも言われ、低価格で低栄養価の食品を多く摂取する貧困層中心に広がっている病気です。
実際に治療を受けている人は成人に対して約5%、しかしすでに数値に異常値が出ている人の割合はなんと20%、5人に1人にも達していると言われています。
ちなみに台湾の成人に対する糖尿病治療患者率は13%を超えていて、日本より深刻です。医療費の4割が生活習慣病関連という試算も出ています。その理由は、上記のような食事がスタンダードなので、仕方がないような気もします。
とにかく街中にジューススタンド、食事は外食もしくは持ち帰り、ちょこっとフライなど買い食いできる夜市などの路面店も多く、雑居ビルの二階に透析センターの看板が目立つのも気になります。
台湾は日本と同じく皆保険制度なので、気軽に病院に行けるというあるのもあると思いますが、それによって有病率は他の諸外国と比べて高くなるかとは思います。
それと、特にこの本に書かれていた白い悪魔三兄弟が生活にどっぷり溶け込み、とっても多いのも日本と同じ特徴です。
白い悪魔三兄弟とは?――砂糖・白米・小麦粉のエンプティカロリー
この本で特に危険視されているものとして「白い悪魔の3兄弟」—白砂糖、白米、精製小麦粉だと言っています。
これらは血糖値を急激に上昇させ、身体にインスリンを大量に分泌させます。本来インスリンは緊急時に使用するホルモンであり、頻繁に分泌されると血管を摩耗させ、肝臓や腎臓など身体中に大きな負担をかけます。
さらにこれらの食品は精製の過程で栄養素(ビタミンやミネラル)が取り除かれており、これらを消化・吸収する際には体内のビタミンやミネラルを消耗します。これを「エンプティカロリー」と呼び、栄養を補充するどころか逆に栄養素を体内から奪ってしまいます。
悪魔 | 主なリスク | 推奨代替 |
---|---|---|
砂糖 | 血糖急上昇・インスリン過剰 | 純黒糖・非加熱無濾過はちみつ |
白米 | 食後血糖スパイク | 玄米・雑穀米 |
精製小麦粉 | 腸壁ダメージ・肥満 | 国産の全粒粉 |
昔、NHKの『ためしてガッテン!』では血糖値スパイクの危険をCGで可視化し、衝撃を受けました。血糖値をいかに波立てず安定させるかが大切なんです。
しかも、今でこそグルテンフリーやシュガーフリーが当たり前のようになってきましたが、この本では他にも知らないとヤバい食品をピックアップしていました。
ゼロカロリーの罠――人工甘味料の本当の姿
南氏は本書で「0カロリー飲料は“体に入った”瞬間から害になる」と断言しています。
成分表示のアスパルテーム・スクラロース・アセスルファムKなどなどですね。これらは、
- 分解されにくい → 排出されにくい
- 肝臓でメタノール派生物に代謝され神経毒性が高い
という二重のリスクが報告されています。
少量なのに白砂糖の何十倍も甘い人工甘味料。企業も原材料費が安くつき、なおかつゼロカロリーにできるため、健康志向の方に大変ウケがいいわけですね。
例えば、炭水化物が分解されてブドウ糖になってカロリーになるわけですが、 この人工甘味料という成分は分解されないんだそうです。分解されないということは吸収されない、吸収されないから0カロリー=太らないと勘違いしているんです。
実は本当に恐ろしいのは、吸収されないけど排出もされないため、次第に腎臓や肝臓に蓄積していき、少しづつ臓器を壊していくんです。ひえ〜〜〜!
恐ろしい人工甘味料ーアスパルテーム
また人工甘味料であるアスパルテームとなると、もっと震え上がります。
アスパルテームは体内で分解はされるけど、カロリーに分解せず違う物質を発生させるんです。それは何か?猛毒のメチルアルコールです。
少量なら大丈夫でしょ?と思っていたらヤバいです。そもそも何も知らないでゼロカロリーに踊らされて頻繁に摂取していると、神経系疾患や代謝系疾患、もちろん腸内環境も悪化させてしまう恐れがあります。
ダイエット目的で飲んでいるそのジュースで、実は臓器を蝕んでいるかもしれないのです。
5. 悪い油 vs. 良い油――トランス脂肪酸と工業油の落とし穴
南氏が“トランス脂肪酸・高温精製油”についても警鐘を鳴らしています。
- 分子が不自然に変形し、細胞膜に入り込み炎症を招く
- 高温精製時に過酸化脂質が生成
- 血糖値を乱す“隠れ糖質”加工食品に必ず含まれる
一方、低温圧搾の菜種油・えごま油・EXVオリーブオイルなどは、
- オメガ3・9系の抗炎症効果
- ビタミンEによる抗酸化力
で“良い油”として推奨されます。南氏も著書で「油は“絞り方と温度”で天使にも悪魔にもなる」と強調しています。
油に関しては以前に記事にしていますので、関連記事を読んでいただけたらと思います。
関連記事ー健康な食生活のための油の選び方:脂質の役割とバランスの重要性
日本の米油から発がん物質?安全性を見極められる消費者になるために
オメガ3脂肪酸とオメガ6脂肪酸のバランスが健康の鍵|えごま油の効能と摂取方法

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この本が出版されて10年。もっと状況は深刻になっている
この本が書かれてから10年経ちますが、現代の食品はどう変わりましたでしょうか?
工業精製された植物油の危険性や、それ以外にも大量の食品添加物、工業化された乳製品、農薬に化学肥料、除草剤、遺伝子組み換え作物の問題などなど、食品には本当に多くの落とし穴が潜んでいます。
糖尿病に限らず「生活習慣病」と言われる病気の多くは、長年の飲食習慣により蓄積された何かが体の中で悪さをし、すぐに反応が出ないからこそ最終的に何が犯人かわからないという症状です。
病気に罹ってから行く先は病院ですが、医者は生活を見てないので原因を特定できませんよね。それに、長年の蓄積なので、これだ!と本人ですら原因が判別できない。
だから仕方なく処方された薬を服用するしかなく、原因が特定できないので、どんどん悪化するという最悪のループに入ってしまう。。。
だから、薬で症状だけを抑えたって、原因除去してないんだから治るわけがないんですよね。
動画の視聴者からいただいたコメント
先日安保徹先生の動画に、台湾のお医者様からコメントをいただきました。
「從來也沒有醫學文獻報告表示,改變生活習慣足以造成某種慢性疾病消失。」
「慢性疾患が生活習慣の変更だけで消失するという医学文献の報告は今までに一度もありません。」
おっしゃる通りかもしれない。しかし私は言いたい。
実際に医療が発達している日本でも台湾でも、生活習慣病は減るどころか、どんどん増え続けているではないですか!
今では「自分で生活習慣を改善して病気を治した」人が、たくさんSNSで発信してくれています。そういう人を私はたくさん見ています。それなのに病院に通って完治したという人を見たことがありますか??
結局のところ、食の知識や栄養に対する教育はお医者様でも不十分だという事がよくわかります。
最終的に生活習慣病の人の多くは、平均寿命は延びたとしても、健康寿命は短縮され、晩年の10数年間は医療や介護を必要とする「金払いのいいお客様」で過ごすことになります。
この間にかかる医療費は、節約した食費分、時短した時給分を遥かに超えてしまいます。
社会保障費の逼迫はすでに日本でも台湾でも起こっているのが事実です。
私たちは食事を単なる楽しみや消費として捉えるのではなく、自分自身への健康投資として、そして社会への奉仕として今こそ考えなければなりません。
今日からできる行動プラン10ステップ
- 砂糖や甘いものを摂らない(どうしてもの代替えは純黒糖、非加熱未精製はちみつ)
- 主食を玄米へ(どうしても白米が食べたい方は、米ぬか粉をプラスすることをお勧めします!)
- 朝食のパン→玄米おにぎり(大量に作って冷凍保存。食べるときに温めれば、手間がかからない)
- 清涼飲料水ゼロ宣言(代替えは炭酸水にレモンを入れたり、お茶を飲めばいいのだ!)
- 下半身トレとしてスクワットを習慣に(運動は裏切らない!笑)
- マーガリン、ショートニングはダメ絶対!(代替えは良質なバターやグラスフェッドギー)
- 発酵食品を毎食1品は必ず加える(梅干し、味噌、納豆、漬物、麹水もめっちゃオススメ!)
- 食後15分ウォークもしくは家事しながらつま先立ち(血糖値上昇を防ぐので、食後の運動がオススメ!)
- 腸内フローラが喜ぶ発酵性食物繊維を摂る(根菜類と海藻類がオススメ!おやつはさつまいもにして!)
- 良質食材は定期購入で確保(有機野菜セットや伝統製法の調味料、無添加食品を選んでみて!)

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よくある質問(FAQ)
Q1. 玄米のヒ素や農薬は?
気になる方は有機農法のものや動物性の肥料を使ってないナチュラルな玄米を選んでください。当店でも販売しています。(と言っても大人気で、今年分はもう完売しました。)
そういうのはちょっとコスト的に厳しいという方は、玄米をしっかり浸水し+圧力炊飯で除去できます。
特に国産玄米は残留基準値を下回っており、12時間浸水と圧力炊飯で90%以上除去可能と言われています。
Q2. 甘い物がやめられない
さつまいも・小豆、純黒糖、非加熱無濾過の蜂蜜に置き換えてみてください。ミネラル豊富なこれらは、血糖変動もゆるやかになり、甘いもの欲求も減少します。
Q3. オーガニックは高い
厚労省試算で糖尿病1人あたり医療費年間32万円だそうですよ。──ですので我が家の有機野菜セットでいえば、週1回5000円しますので、夫婦二人で2万円/月は食費名目ではなく、保険料と思って購入しています。まずは主食である米から見直し、次に調味料、そして野菜や肉というふうに順番に検討してみてください。ホーム|厚生労働省
関連記事ー有機生活は「金持ちの道楽」なのか?——ネオニコチノイド系農薬問題とオーガニック食への転換
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関連記事ー麹菌パワーがもたらす“こうじ水”の秘密:免疫力アップと内側からの健康サポート

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まとめ|“食”は最大の自己投資
- 日本1,000万人+予備軍1,000万人=計2,000万人の糖尿病リスク。ホーム|厚生労働省
- “白い悪魔三兄弟”と人工甘味料は安価なようで医療費という形で最も高くつく。
- 玄米・発酵食・良質オイル・スクワットという“ローコスト高リターン”の習慣で、健康寿命は確実に延びる。
食品を選ぶ際は、自分にとって毒になるのか?栄養になるのか?食品を見分ける目を養い、自分が必要としている栄養が十分に含まれる食品を選びましょう。
もうすでに世界中の知的富裕層は「健康が一番尊い」ということに気づいており、世界では良質な食品の争奪戦が始まっています。
その証拠に、小麦の輸出国でもあるアメリカでは、グルテンフリー市場が2023年の76億2,000万米ドルから2024年には84億7,000万米ドル(約11兆円)へと、急速に拡大しています。
私たちも皆様に、スーパーなどではなかなか手に入らない、日本の素晴らしい商品をもっとお届けできるように頑張らなければと、襟を糺す思いがします。
質の高い食事、栄養価の高い安全な食品を口にし、未病のうちに病気を予防し、健康寿命を延ばすことができれば、これからの人生は確実に変わるでしょう。
今日から食習慣を見直し、人生をより豊かで健康的なものへと変えていきましょう。
免責事項
本記事は学術情報を踏まえた一般的な健康情報です。症状のある方は必ず医療機関にご相談ください。

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