知っておくべき6つの有害成分:化粧品選びで避けたい添加物

環境に優しい日用品

皆さんは普段、化粧品を使っていますか?

ファンデーションや口紅などのメイクアップ用品、肌の調子を整えるスキンケア用品。これらは今や女性だけでなく、男性にとっても非常に身近なものになっています。

日常生活に欠かせないアイテムとして、私たちは多種多様な化粧品を利用しています。

「乾燥肌だから潤い重視」「ニキビや肌荒れに効く薬用化粧水」「落ちにくい口紅」「カバー力のあるファンデーション」など、それぞれの悩みをカバーする効果を持つスキンケアやメイクアップ用品を探す際に、皆さんはどのような基準で選んでいるでしょうか?

商品の効果や価格、ブランドイメージなど、様々な要素が選択の基準になると思いますが、「どんな成分が含まれているか」を確認しているでしょうか。

2001年4月に薬事法の表示制度が改正され、日本では化粧品に対して全成分表示が義務づけられました。これにより、消費者は商品に含まれるすべての成分を確認できるようになりましたが、その大量の成分名を見ても、それが何なのか、安全なものなのかを理解するのは簡単ではありません。特に、成分表示に書かれている添加物については、知識がないと判断が難しいことが多いでしょう。

私が特に避けるべきと思う化粧品の添加物6種類

今回は、化粧品に含まれる成分の中でも特に避けるべきだと思う添加物について、そのデメリットも含めてお話しします。

①防腐剤として一般的なパラベン

まず紹介したいのが「パラベン」です。

パラベンは石油から作られる合成保存料で、シャンプー、化粧品、ボディーソープなど、非常に多くのスキンケア用品や化粧品に使用されています。

パラベンは、化粧品などのスキンケア用品が水分を多く含むため、雑菌が発生しやすくなることから、防腐剤として利用されています。

しかし、このパラベンには健康への懸念が指摘されています。

2012年にイギリスのリーディング大学で行われた研究では、20例の乳がん患者の腫瘍を調べたところ、すべてのサンプルからパラベンが検出されそのうち18例には大量に蓄積されていることが明らかになりました。この研究結果は、パラベンがホルモンバランスを崩し、乳がんのリスクを高める可能性があることを示唆しています。

②日焼け止めに潜むオキシベンゾン

次に紹介するのは、「オキシベンゾン(BP3)」です。

オキシベンゾンは多くの日焼け止めに使われている紫外線吸収剤で、肌を紫外線から守るために使用されています。しかし、この成分にも健康へのリスクが指摘されています。

2021年1月1日からハワイでは、「オキシベンゾン」と「オクチノキサート」を含む日焼け止めの販売が禁止されました。その理由は、オキシベンゾンが人体に悪影響を与えるだけでなく、海に流れ込むことで水が汚染され、魚やサンゴ礁にダメージを与えてしまうためです。

オキシベンゾンは、特にホルモンバランスに影響を与えることが知られています。妊娠中に使用した場合、胎盤を通じて赤ちゃんに届き、低体重で生まれるリスクや先天性疾患の原因になる可能性が指摘されています。また、男性の精子に影響を与え、男性不妊症に関連しているという研究結果も報告されています。

③酸化防止剤のBHAとBHT

続いて取り上げるのは、「ブチルヒドロキシアニソール(BHA)」および「ブチル化ヒドロキシトルエン(BHT)」です。

これらは酸化防止剤や保存料として主に口紅や保湿剤に使用されています。しかし、これらの成分もまた健康への懸念が指摘されています。

BHAやBHTは、ホルモンバランスに影響を与え、生殖器に悪影響を及ぼす可能性があります。さらに、長期間使用した場合には、甲状腺や肝臓、腎臓などに問題を引き起こすリスクも指摘されています。現在、これらの関係性については研究が進められていますが、発がん性が疑われている物質でもあります。

④口紅に潜む鉛、アルミニウム、クロムなどの金属

次に紹介するのは、口紅に含まれることがある「鉛、アルミニウム、クロム(クロミウム)、カドミウム」などの金属です。

これらの金属は、体内に蓄積されると慢性疲労やアルツハイマー病、アトピーや喘息などのアレルギー疾患を引き起こす可能性があります。特に鉛は、中毒の原因としてよく知られており、腹痛や神経麻痺、けいれん、最悪の場合、脳変性症を引き起こす可能性があります。

さらに、妊娠中の女性が鉛を摂取した場合骨に蓄積されていた鉛が放出され、母親の体から胎児へと移動することが報告されています。これにより、胎児に悪影響を与えるリスクが高まります。

⑤合成着色料のタール色素

次に取り上げるのは、「タール色素(コールタール色素)」です。

タール色素は、石油から作られる合成着色料で、主に口紅やチークに使用されています。「赤色202号」のように数字で表示されるものはすべてタール色素に該当します。この成分は、注意欠陥障害(ADHD)の原因物質としての可能性が指摘されており、アレルギーや発がん性のリスクも問題視されています。

アメリカやイギリスなどの海外では、これらのリスクからタール色素の使用が禁止されていますが、日本やその他のアジア諸国では依然として使用が許可されています。

特に口紅に使用されるタール色素は、食品では使用禁止とされている成分が含まれていることがあり、これが口に入る可能性が高いというのは非常に懸念すべきことです。

⑥あらゆる商品に含まれる合成界面活性剤

最後に紹介するのは、「合成界面活性剤」です。

合成界面活性剤は、お互いに混ざらない物質である「水」と「油」を混ぜ合わせる働きをする化学合成物質です。リキッドファンデーションや洗剤、歯磨き粉、シャンプーなど、さまざまな製品に使用されています。

この成分の問題点は、肌が本来持っているバリア機能を破壊してしまうことです。合成界面活性剤を含む製品を使い続けると、肌が水分を保持できなくなり、乾燥や肌荒れ、シワの原因となります。また、常在菌にもダメージを与えるため、肌の自然な力を奪ってしまいます特に、ポリエチレングリコール(PEG)は、物質の皮膚への浸透を助けるため、有害な物質も体内に吸収されやすくなるリスクがあります。

化粧品選びのポイントは、必ず成分表示を確認すること

以上、6つの有害成分について紹介しました。

体に悪影響を与える可能性のある成分を含む化粧品を使用し続けることで、きれいになるはずが、反対にアレルギー反応や肌荒れなどが発生するリスクが高まります。

また、長期間にわたって有害物質が体内に蓄積することで、健康に悪影響を及ぼす可能性もあります。

化粧品を購入する際には、商品ラベルのキャッチコピーや効能だけに注目するのではなく、成分表示をしっかりと確認することが重要です。

スキンケア用品、特に顔や頭に使用するものには非常に多くの添加物が含まれています。すべてを避けることは難しいかもしれませんが、今回紹介した成分だけでも避けるように心がけましょう。

安全なスキンケアのために

より安全でクリンな体を目指すなら、肌断食や脱シャンプーをおすすめします。私もすでに肌断食・脱衣シャンプーは6年目に突入していますが、とても調子が良くなりました。物が増えないので、旅行カバンも小さくて済むし、何より時間もお金も浮きますよ。その分、口に入れる食材にしっかりお金をかけましょう。これは贅沢ではありません。自己投資です。

当店では関連グッズを多数販売されているので、ぜひサイトでチェックしてみてください。自分の体を守るために、化粧品選びには慎重になり、安全な成分を含む製品を選ぶことを心がけましょう。

コメント